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英語の本が読めるようになりたい!

私が「英語の勉強、がんばろう!」と思ったのは、高校時代に音楽の授業で映画『サウンド・オブ・ミュージック』を鑑賞したことがきっかけでした。「英語ができるようになれば、こうした映画世界をもっと理解できるんだろうな」という憧れが勉強の原動力になってくれました。同時に、私にはもう一つ、英語を勉強する原動力になってくれたものがあります。それは、「英語の本を読めるようになりたい」という願望です。

高校時代、通学途中に大きな書店があったことがきっかけで、書店が一気に身近な存在になり、読書が大好きになりました。悩み事にクヨクヨしがちな多感な高校時代、本が心の支えになってくれることがわかり、本の世界に魅了されていったのです。同時に、新聞を読むことも好きになり、自宅に届く朝刊・夕刊が毎日の楽しみになっていました。当時はインターネットがなかったので、本や雑誌、新聞が貴重な情報源でした。このように活字が好きになるにつれ、「日本語だけでなく、英語でもいろいろな情報に触れられたらな・・・」という思いが生まれました。

英文を読めるようになるには、基本的な「語彙力」と「文法力」が不可欠です。これらについては、英語勉強法コーナーの「英単語」と「英文法」で解説していますので、ご覧いただけると嬉しいです。

バイリンガル週刊紙で英文への抵抗感を減らす

英文自体に苦手意識を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。私も当初は学校の教科書レベルの英文でさえ難解に感じました。そんなとき、「英文が読めるようになりたい!」という思いで、バイリンガル週刊紙『週刊ST』(ジャパンタイムズ)の定期購読を開始しました。購読当初、英文をスラスラ読む実力はなく、私には大層難しかったのですが、気になる記事は日本語による語句解説を頼りに読むようにしました。『週刊ST』のおかげで、英文に対する苦手意識はかなり薄らぎました。

さらに、世界各地の現地事情を盛り込んだ『週刊ST』の記事は、海外の文化全般に対する興味をも育んでくれました。海外への関心があると、「点数」といった目先のことだけに惑わされず、もう少し広い視点で英語の勉強を続けることができるように思います。

バイリンガル週刊紙については、『週刊ST』以外にも『朝日ウィークリー』や『毎日ウィークリー』が出ています。私の場合、『週刊ST』は定期購読をしていて毎週自宅に届けてもらっていましたが、これらの週刊紙は地元の公立図書館や学校の図書室に置かれていることが多いです。定期購読しなくとも中身を読むことは可能ですので、関心を持った方は、ぜひ最寄の図書館をのぞいてみてくださいね。

スラッシュを使って、英語の語順でサクサク読む

英文をサクサク読めるようになるには、英語の語順のまま理解することが不可欠です。私の場合、当初は学校で習った「英文和訳」の習慣が抜けずにいました。そこで役立ったのが、英文にスラッシュ(/)を入れて、前からかたまりごとに読んでいく方法です。

私が利用したのは、スラッシュが入ったCD教材『速読英単語 入門編 CD BOOK』(Z会*現在絶版)でした。CDを繰り返し聴き、自分でも音読することで、少しずつ英語の語順で英文が頭に入ってくるようになりました。この教材を土台に、その後いろいろな英文でトレーニングを重ねた結果、最終的にはスラッシュを入れなくとも、英文を語順のまま理解できるようになりました。私が活用した教材は残念ながら現在絶版ですが、同じZ会から出ている社会人向け英単語集『速読速聴・英単語 Core 1900』もスラッシュつきの教材です。

平易な洋書を使って、大量の英文に触れる

基本的な英文読解力が身についたのち、私は多読用に平易な洋書を読み始めました。最初に活用した洋書は、アメリカの小説家シドニー・シェルダンの一連のミステリー作品です。Master of the Game(邦題『ゲームの達人』)を皮切りに、次々に作品を読んでいきました。平易な英語で書かれているのに抜群に面白く、「英語の本を読んで、私でも面白さを感じられるんだ!」と感激しました。

英語で読んで面白さを感じる ― この感覚は、その後の英語学習の大きな励みになります。ゾクゾクするようなミステリーは、「次はどうなるの!!」とヒヤヒヤしながら、読み進めることができます。このように感情を揺さぶるミステリー小説は途中で飽きることがないため、洋書リーディングの入門編として最適だと思いました。
シドニー・シェルダンの小説以外にも、思い出深い洋書があります。John Holt というアメリカの教育学者の本です。この本を知ったのは、大学受験時、志望大学のオープンキャンパスに参加したときです。当日、大学の図書館も見学できたので、関心のあった「教育学」のコーナーへ行き、どんな本が並べられているか見ました。日本語と洋書が半々ぐらいだったのですが、そのなかで偶然 John Holt の How Children Learn という本が目に留まりました。受験生だった私は、「大学生は授業でこういう洋書を読んでいるのかな」と考え、「将来こうした洋書も読めるようになりたいな」と密かに願ったのです。

その後、当時洋書の取り扱いが豊富だった紀伊國屋・新宿南店へ行き、John Holt の How Children Learn と How Children Fail の二冊を購入しました(*そのころ Amazon は、まだありませんでした)。ある程度の英文読解力がついてきてから、この二冊に取り組みました。平易な英語で書かれていることもあってか、非常にスムーズに内容を理解することができました。図書館で偶然存在を知った洋書ですが、関心のある分野(=私の場合は「教育分野」)の本を英語で読み切る、という達成感を初めて味わった本として思い出深いです。
読みやすさの観点からは、ビジネス書もおすすめです。大ベストセラーになるような英語のビジネス書は、読みやすいものが多いです。たとえば、2010年に日本でもベストセラーになった、What I Wish I Knew When I was 20: A Crash Course on Making Your Place in the World(邦題『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』)は、大いに鼓舞される本でした。

英語メディアの記事をネットで読む

リーディング力を高めるのには、ネットも大活躍します。The New York TimesThe Wall Street Journal をはじめとした英語圏のメディアは、インターネットで膨大な数の英文記事を公開しています。そのため、関心のある分野の英文記事を日常的にドシドシ読むことができる環境になりました。私が自分に合った記事探しをする際に日常的に使っているのが、Google News 検索( http://news.google.com/ )です。通常の Google ウェブ検索( http://www.google.com/ )とは違うURLなのでご注意ください。キーワード検索すると、自分の興味に合った記事をピンポイントで見つけられます。

スマートフォンのアプリを使って、スキマ時間も活用!

さらにスマートフォンも、英語リーディングのツールとして活用できます。私は iPhone を使っているのですが、英語ニュース系アプリが豊富にそろっています。アプリを活用すると、通学・通勤中に1日1記事読むといった、スキマ時間を活用したリーディングが可能になります。私が iPhone にインストールした英語ニュース系アプリとしては、次のようなものがあります。
BBC News
記事が読めるだけでなく、トップページの LIVE RADIO という個所をタッチすると、ラジオも聴けるアプリです。
The New York Times
Top News section に含まれる、10のトップ記事は無料で読め、それ以外は有料です。
The Economist
Editor’s Highlights のコーナーは無料で購読ができます。ネイティブが記事を読み上げる音声もダウンロード可能です。
TIME Mobile
記事だけでなく、動画も楽しめます。アプリによっては動画が途中で何度も止まってしまってイライラしてしまうこともありますが、この TIME アプリの動画は止まることもなく快適です。さらに社会情勢をうまくとらえた英語漫画が楽しめる、Cartoons of the Week のコーナーが面白いです。
All Things Digital
テクノロジーにかかわるトピックに特化した英語メディア。IT業界にお勤めの方には、とりわけ面白いアプリではないでしょうか。

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