【語学のアトリエ通信】 第34号(2015年6月1日号)
おはようございます。岩崎清華です。このところ夏のような暑さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。これから始まる梅雨はやや憂うつですが、紫陽花の咲く麗しい季節の到来ですね。
このメールマガジンでは、英語学習に役立つ内容を毎月1日にお届けします。
―目次―
【1】英語学習に役立つメルマガ
【2】編集後記
【1】英語学習に役立つメルマガ
「文化芸能雑誌 Vanity Fair の無料メルマガ Cocktail Hour で華麗なる世界に触れる」
Vanity Fair(ヴァニティ・フェア)という雑誌名を聞いたことがある方はいらっしゃるでしょうか。
先日発売された6月号(US edition)は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』特集なのですが、紀伊國屋書店新宿南店では売り切れてしまうほどの人気だったようです。(その後、再入荷あり)
→ https://twitter.com/Kino_Yosho/status/601294350593626113
(出典:紀伊國屋書店洋書部 @Kino_Yosho 5月21日のツイート)
この Vanity Fair という英語雑誌にちなんだ情報を今日は紹介させていただきます。
映画やファッションなど文化芸能の「今」を鋭く見せてくれる Vanity Fair のことは、会社員のときに知りました。
大学卒業後、出版社の英語学習誌の編集部に配属になったのですが、仕事の一環として英文記事を書く必要性に迫られました。
編集長が挑戦しがいのある仕事を次々に割り振ってくださる方だったので、私もインタビュー記事や映画作品のレビューなどを英語で書く機会に恵まれました。
ただし、日本で標準的な英語教育を受けてきた私には、英語で記事を書くのはとてつもなく難しいことで、周りの先輩方の数倍は時間がかかっていたと思います。
時間がかかるばかりか、ネイティブ校正では赤字でいっぱい修正が入りました。海外で育った先輩がスラスラ英文を書いている横で、いったい私は何をしているのだ・・・。
伸び悩んで壁に直面していたときに、編集長から受けたアドバイスが目からウロコでした。
「良い英文を書けるようになりたかったら、その何倍も英文を読むように」
その際に、読んでみたほうがよい英語雑誌の一つとして名前が出たのが Vanity Fair だったのです。さっそく紀伊國屋の新宿南店に行き、Vanity Fair の最新号を購入し読み始めました。
映画や海外ドラマにちなんだ芸能情報が豊富で、編集長が推薦してくださった理由もよくわかりました。(私は当時、映画ページも誌面で担当していましたので)
編集部内をよくよく観察してみると、海外育ちの先輩も、海外で教育を受けた編集長も、英語雑誌を日常的に読んでいました。私のような日本育ちの編集部員よりも数倍読んでいたのです。
「海外で育ったからスラスラ英文が書ける」というよりも、英語雑誌を日常的に読んで大量に英文を吸収しているからこそ、あんなふうに英文が書けるのか ― 私にとっては励みになる発見でした。
当時はインターネットが今ほどには浸透していなかったので、紙の雑誌を読む以外に方法はなかったのですが、今では http://www.vanityfair.com/ という公式サイトがあります。
サイトでは膨大な数の記事を読むことができるのですが、私はサイトを直接訪問するのではなく、Vanity Fair’s Cocktail Hour という newsletter 経由で読んでいます。
日刊メルマガで、毎回5つの記事が写真つきで手短に紹介されていて、クリックすると詳細な記事にとぶことができます。サイトを何度もチェックするよりも、メルマガを見てどんな記事が更新されたのか確認してから読むほうが便利で Vanity Fair’s Cocktail Hour を重宝しています。
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【購読方法】
http://www.vanityfair.com/ のトップページを下へとスクロールしていくと、Stay Relevant と書いてあるコーナーが出てきます。
↓
Sign up for Vanity Fair’s Cocktail Hour, a daily newsletter full of things to discuss over drinks. という英文の右側にEmailアドレスを入力する場所があります。
↓
Emailアドレスを入力し、SUBSCRIBE のボタンを押します。
↓
Thanks for signing up. You’ll hear from us soon! という英文が出てきます。
↓
数分以内に、登録したEmailアドレス宛に Welcome to Cocktail Hour! という件名の英文メールが届きます。これで登録完了です!
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名詞の vanity は「うぬぼれ;虚栄心」といった意味を持ちますが、Vanity Fair を辞書で引くと、次のように書かれています。
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虚栄の市(いち)― Bunyan作の Pilgrim’s Progress 中の市場の名より;(現世・上流社会など)虚栄に満ちた世界
出典:『ウィズダム英和辞典』(三省堂/第3版・2088ページの項目)
<補足> Pilgrim’s Progress の邦題は『天路歴程』(ジョン・バニヤン著)です。
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Vanity Fair の文字通りの意味がたとえ「虚栄に満ちた世界」だとしても・・・私にとっては「華麗なる世界」を英語で見せてくれる貴重な情報源です。
映画や海外ドラマなどの文化芸能情報に関心のある方には、とりわけ楽しんでいただける雑誌だと思います。もしよろしければ、公式サイトを覗いてみてくださいね。
Vanity Fair
http://www.vanityfair.com/
*Twitter や facebook のアカウントをお持ちの方は、下記からも最新情報を得られます。(アカウントをお持ちでなくとも、いずれも閲覧は可能です)
■ Twitter https://twitter.com/vanityfair
■ facebook https://www.facebook.com/vanityfairmagazine
【2】編集後記
このところ、高校教科書にちなんだ仕事をしていました。
最近ヤンチャぶりに拍車がかかってきた1歳4カ月の娘は、書籍や雑誌を破ろうとしたり、PCにも触ろうとするので、一緒の空間では仕事をすることがほぼ不可能です・・・。
そんななか、大変お世話になっているのが、自治体が実施する一時保育事業です。私は4カ所の保育園の一時保育に登録しているのですが、5月は連日お世話になりました。
*保育園は一時保育の枠も激戦となることが多いので、複数の保育園に登録しています。
一時保育は通常の月極保育と比較して割高ですが、それでも集中して仕事ができる環境が確保できるのは、大変ありがたいです。
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今月23日に山梨県立大学( http://www.yamanashi-ken.ac.jp/ )で在学生の皆さん対象に、英語学習&TOEIC対策の講演をさせていただくことになりました。1年生と2年生、それぞれ90分間ずつです。
昨年11月のときの講演よりも、より良い内容にできるよう事前の準備をがんばります!
次回は7月1日にお目にかかります。
お互い、実りある6月になりますように。
岩崎清華
■運営サイト「語学のアトリエ」
http://www.gogakuatelier.com/
■発行者・岩崎清華
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