【語学のアトリエ通信】 第17号(2014年1月1日号)
新年あけましておめでとうございます。2014年が素晴らしい1年となりますように!
このメールマガジンでは、英語学習に役立つ内容を毎月1日にお届けします。
―目次―
【1】英語学習に役立つサイト
【2】英語学習誌&語学書のご紹介
【3】編集後記
【1】英語学習に役立つサイト
「スカラシップ制度を活用して、海外で学ぶ機会を獲得する」
「英語を一生懸命勉強したら、現地を自分の目で見てみたい!」
「今はお金の面で厳しいけれど、奨学金を獲得して海外に行ってみたい!」
― そう願っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私もそう願ってきた一人で、そのための情報収集を昔から重ねてきました。そして2009年、ついにその願いを実現し、給付奨学金(= 返済義務なし)を得てアメリカで学ぶ機会を獲得しました。
スカラシップ獲得には、「情報収集」と「(奨学金制度との)相性」が大事だと思います。
そこで1月号では、奨学金情報の収集に役立つサイトをご紹介します。まず、基本的な情報が網羅されているのが、「日米教育委員会」のサイトです。
http://www.fulbright.jp/
日米教育員会というと「フルブライト奨学金」が有名ですが、それ以外にもアメリカ留学全般に役立つ情報を提供してくれています。日本人が獲得できる奨学金制度(全般)を知るには、「アメリカ留学奨学金制度一覧」のページが便利です。
http://www.fulbright.jp/study/res/shokin.html
私も過去にこのページを見て、世の中にはどんな奨学金制度があるのか、基本的な情報をつかむことができました。
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「日本学生支援機構」のサイトも奨学金制度の情報が充実しています。
「海外留学のための奨学金」
http://www.jasso.go.jp/study_a/scholarships.html
「海外留学奨学金パンフレット」
http://www.jasso.go.jp/study_a/pamphlet_j.html
*PDFで公開されています。
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外務省の「海外留学総合案内」ページにも奨学金情報がまとめられています。英語圏だけでなく、アジアを含め世界各地の情報が収集できます。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/culture/hito/ryu/ryuugakuannai/scholarship.html
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そのほか、東京・渋谷にある留学対策学校「アゴス・ジャパン」のサイト http://www.agos.co.jp/ も役立ちます。
「奨学金最新情報」は、下記にあります。
http://blog.agos.co.jp/news/category/cat40/
私はこちらの学校に生徒として通ったことはありませんが、奨学金を得てアメリカに行った方たちの公開座談会(無料)を何度か聴講しに行ったことがありました。経験者たちの生きた声は、一番の勉強&刺激になると思います。
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なお、私が2009年にお世話になった奨学金制度は、次のものです。
「テンプスタッフ・ワールドワイド・スカラシップ」
http://www.tempstaff.co.jp/corporate/csr/scholarship/
このスカラシップは人材派遣会社のテンプスタッフが1991年から社会貢献事業として実施しているもので、社会人であれば誰でも応募可能です。テンプスタッフの社員や派遣社員である必要もありません。私もテンプスタッフとはゆかりのない出版社の社員でした。
2014年度からは会社の40周年記念ということで制度名も変わり(→テンプグループ・チャレンジウーマン・スカラシップ)、奨学金の内容にも大幅に変更がありました。
2009年の制度では、アメリカのシアトルで約8カ月間の研修でした。私はワシントン大学とシアトルの出版社(2社)での研修に参加しました。
2014年以降は研修場所も変わり、期間も約2カ月間と短縮されています。
http://www.tempstaff.co.jp/corporate/csr/scholarship/requirements/
なお、学生さん向けの奨学金制度もあり、こちらは一年間の期間です。
「テンプグループ・IBPグローバル留学奨学金制度」
https://www.tempstaff.co.jp/corporate/csr/scholarship/program/
私のときとは内容が大幅に違うので、あくまでもご参考までに紹介させていただきました。
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振り返ってみて、奨学金制度は就職活動にも似ている気がしました。「ご縁」といいますか、「相性」も大事だったと思います。
私の場合、テンプスタッフのスカラシップ以外にも、過去に県や観光庁などが実施する奨学金制度に応募したことがあります。しかし、残念ながら不合格でした・・・!
合格したテンプスタッフの制度では、語学試験はおそらく満点に近い点数を獲得できていた感触がありますが、より重視されていたのは面接だったように思います。
2008年の受験当時、出版社の編集者として、自分の限界点まで必死に働いていました。自分の寿命を数年ぶん削ったとも思えるような一年でした。テンプスタッフの奨学金は働く人を応援する制度だったので、その必死さや熱意が面接で功を奏したのかな・・・と自分では思っています。
ただ、こうした「点数ではあらわせない部分」は、受験者側からは評価のポイントがわかりにくく、もどかしい部分でもありますよね。
語学試験は自分の努力で十分対策可能ですが、面接は「ご縁」や「相性」の部分も大きいので、奨学金制度は「ダメモト」精神で複数の制度に挑戦してみるのが一番だと今は考えています。
【2】英語学習誌&語学書のご紹介
★仕事でかかわった英語学習誌(執筆の仕事)
『CNN ENGLISH EXPRESS』(朝日出版社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00GRP22QM/englishmedia-22/ref=nosim
現在書店で発売中の1月号の第2特集(動物イディオム/80~85ページ)の記事執筆を担当させていただきました。1月号では2014年の干支である「馬(午)」を皮切りに、動物イディオムが続々と登場!しかも、新年号ならではの「十二支」イディオムも取り上げています。もしよろしければ、書店でお手に取ってご覧くださいね!
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★仕事でかかわった語学書1(校正の仕事)
『ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC(C)TEST リスニング 必殺解答ルール73』(3A)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883196216/englishmedia-22/ref=nosim
リスニングセクションで400点以上を目指す方向けの問題集です。問題を解きながら、「必殺解答ルール」、すなわち「リスニング問題を解くためのスキル」が自然と身に付く1冊。
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★仕事でかかわった語学書2(校正の仕事)
『ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC(C)TEST 文法 必殺解答ルール292』(3A)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883196224/englishmedia-22/ref=nosim
リーディングの文法問題で満点を目指す方向けの問題集です。Part 5 と Part 6 に出題される文法問題をスラスラ解くためのコツがわかります。
【3】編集後記
皆様、元旦をいかがお過ごしでしょうか。私は出産を目前に控え、緊張しながら過ごしております・・・!
今月号では奨学金にまつわる内容をお届けしましたが、情報をまとめていたら、私もまた海外で学んでみたい気持ちがフツフツとわいてきました。
2014年に生まれた子どもたちが18歳になるときには、日本だけでなく、海外の大学も当たり前のように選択肢に入る時代となるのかもしれませんね。
出産後は思うように身動きが取れない時期が長く続くかもしれませんが、将来チャンスをつかむためにも、情報収集と勉強を重ねていきたいです。
その過程で発見したことを、このメルマガ「語学のアトリエ通信」で2014年もお届けできたらと願っています。
次回は2月1日にお目にかかります。
お互い、実りある1月になりますように。
岩崎清華
■運営サイト「語学のアトリエ」
http://www.gogakuatelier.com/
■発行者・岩崎清華
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