【語学のアトリエ通信】 第15号(2013年11月1日号)
おはようございます、岩崎清華です。今月は全国各地で紅葉が楽しめる1カ月ですね。澄み切った空気のなか、あちこち散策したくなってきました。
このメールマガジンでは、英語学習に役立つ内容を毎月1日にお届けします。
―目次―
【1】英語学習に役立つサイト&アプリ
【2】語学書のご紹介
【3】編集後記
【1】英語学習に役立つサイト&アプリ
「毎日の生活に英語と笑いを! アメリカの英語漫画 Dilbert(ディルバート)」
読者の皆さまは、漫画はお好きですか? もしそうであれば、英語漫画を日常生活に取り入れてみるのはいかがでしょうか。
私自身は小学生のころに漫画に目覚めましたが、英語漫画を読んだのは学生時代に書店で『金田一少年の事件簿』の英語版を読んだのがきっかけでした。
当時、『金田一少年の事件簿』の漫画(日本語版)が好きでコミック全巻読みましたが、ある日、書店の語学書コーナーに行くと「英語版」があり、「日本語で読んだものだったら、英語でも読みやすいかも!」と購入しました。
学生時代までは、このように日本語原作を英語化した漫画しか、読んだことがありませんでした。
***
アメリカ発の英語漫画を読むようになったのは、社会人になってからです。
大学卒業後、出版社の英語学習誌編集部で働き始めましたが、当時、編集長が机に置いていたのが、Dilbert(ディルバート)という英語漫画の卓上カレンダーでした。
→ 今では Amazon でも取扱いしています。『Dilbert 2014 Day-to-Day Calendar』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00DS715VA/englishmedia-22/ref=nosim
「ディルバート」というアメリカ在住のエンジニアが主人公の漫画です。日めくり式の卓上カレンダーで、編集長は余白欄に to-do list を書き入れていました。
日本の文庫本を一回り大きくしたぐらいのコンパクトなサイズで、1日1ページ切り取っていく形式です。1日の漫画は、わずか3コマ。すぐに読み切れます。
「そうか、日めくりカレンダーに英語が書いてあれば、1日少しずつでも英語に親しめるんだ!」と、編集長のさりげない英語の取り入れ方に、非常に刺激を受けました。
当時お世話になった編集長から影響を受けて、私も自分の机に置く卓上日めくりカレンダーは、英語にちなんだものにすると決めて、現在に至ります。
アメリカの書店では、「卓上日めくりカレンダー」は一大コーナーができるぐらい、豊富な品揃えがあります。アメリカの書店を訪れたとき、英語漫画に限らず、英語名言、犬などの動物にちなんだもの、政治や豆知識を取り扱ったものなど、多種多様な卓上日めくりカレンダーがあって本当に驚きました。
あまりの多様さに、一つに絞るのが難しいほどでした。今では Amazon で気軽に購入できるので、はるばるアメリカの書店で購入しなくても大丈夫ですが、初めてアメリカの書店を訪れたときは、自分にとっては一番のお土産と思えるぐらい、卓上カレンダー選びが楽しかったです。
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さて、Dilbert(ディルバート)の漫画はもともとは新聞連載が出発点ですが、今では公式サイトやアプリで、日本でも気軽に楽しむことができます。
■ディルバート 公式サイト(英語版)
http://www.dilbert.com/
■ディルバート iPhone アプリ(英語版)
https://itunes.apple.com/jp/app/dilbert-mobile/id340606446?mt=8
「まず、日本語で楽しんでみたい」という方には、ITmedia というサイトの連載(無料)がおすすめです。
■ITmedia のディルバート連載(和訳つき)
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/subtop/dilbert/
英語表現の解説もついており、導入編としてピッタリではないかと思います。
『ディルバート』は会社を舞台にしているものの、「フッ」と笑える気楽さ&おかしさに満ちた英語漫画です。スキマ時間に肩の力を抜いて、英語漫画に触れてみるのはいかがでしょうか。
【2】語学書のご紹介
★仕事でかかわった書籍(校正の仕事)
『あいさつ・あいづち・あいきょうで3倍話せる英会話』(講談社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062186543/englishmedia-22/ref=nosim
遠田和子先生&岩渕デボラ先生の新刊です。日本語・英語の校正協力をさせていただきました。
本書が一般的な英会話の本と異なるのは、英語圏と日本語圏の文化の違いにも踏み込んだ解説が随所になされている点です。たとえば、日本語特有のあいさつ
「この間はどうも」
「お疲れさま」
「よろしくお願いします」
「お世話になります」
など、英語にズバリ相当する表現がないあいさつは、一体どのように変換して言い表せばよいのかも紹介されています。お二人ともアメリカ在住経験のある先生方で、そのご経験に基づいた解説が私には非常に勉強になりました。
★いただいた書籍
『英語手帳120%活用法』(IBCパブリッシング)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794602286/englishmedia-22/ref=nosim
著者の有子山(うじやま)博美さんからいただきました。
私は手帳をLOFTの文具コーナーで買うのが毎年1回のお楽しみなのですが、皆さまはいかがでしょうか?
デジタルで管理なさっている方も大勢いらっしゃるかと思いますが、紙だからこその一覧性が便利で、私は今のところは紙の手帳を使い続けています。
本書は手帳コーナーでロングセラー商品として定番になっている『英語手帳』を存分に活用する方法を解説した文庫です。書籍を拝見して思ったのは、たとえ『英語手帳』を持っていない方でも役立つ学習法のアドバイスが盛りだくさんだということ。
「2014年の手帳は、もう買っちゃった!」
「自分にはお気に入りのデザイン・構成の手帳がすでにあるから・・・」
という方もいらっしゃると思います。そのように、別の手帳を持っている方でも実践できる学習法が盛り込まれています。鮮やかなピンク色で女性向けの装丁になっていますが、中身は男女問いません。ぜひ、男性の皆さんにも奮って手に取っていただきたい1冊です。
『英語手帳』本体に関しては、出版社の特設サイトが詳しいです。
→ http://www.ibcpub.co.jp/eigotecho/
【3】編集後記
今日から映画『スティーブ・ジョブズ』が公開になりますね!それに、iPad Air の発売日でもあります。
→ 映画 Steve Jobs(英語版のYouTube予告編)
http://www.youtube.com/watch?v=3tDHH1eXKmA
Apple 商品といえば、私は2010年から iPhone を日々重宝しています。ここ数年で一番買ってよかった商品です。iPhone は電話やメールといった日常生活に使う機能はもちろんのこと、使い方次第では「手のひらサイズの最強英語学習ツール」としても機能してくれますよね。
→ 「iPhone と英語学習」については、過去に「語学のアトリエ」の学習法コーナーにまとめました。
http://www.gogakuatelier.com/method/iphone
Apple の新商品は店頭で触ってみるのが毎回の楽しみになっているので、今日から発売となる iPad Air も後日、実際に見てこようと思います。
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11月は仕事で大きな締め切りが二つあるので、ここ最近はまるで「引きこもり」状態のごとく、自宅で仕事をしています。年末年始の出産を目前に控え、今のところ体調も安定していて、いつも通り机に向かえるのが本当にありがたいです。
仕事が終わったら、たくさん映画を観たり、引っ越したばかりの街をいろいろ散策したいと思います!
次回は12月1日にお目にかかります。
お互い、実りある11月になりますように。
岩崎清華
■運営サイト「語学のアトリエ」
http://www.gogakuatelier.com/
■発行者・岩崎清華
http://www.gogakuatelier.com/profile/
■Twitter( @SayakaIwasaki )
http://twitter.com/SayakaIwasaki
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